空威張り
からいばり
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
bluffing
文例 · 用例
天才者常に空威張りし、予言者嘆息するはまことに許容すべきのみ。
— 中原中也 『地上組織』 青空文庫
ショーのおやじは、あの空威張りの傲慢の時の方が似合いますね。
— 岡本かの子 『バットクラス』 青空文庫
――人前では彼や彼の言い草を空威張りであしらうようにとくに気をつかったものの、内心では彼を恐れていた。
— WILLIAM WILSON 『ウィリアム・ウィルスン』 青空文庫
空威張りするように見えるかもしれません――が、まったくほんとうの話なんです、――私は、こうして死ぬのはなんというすばらしいことだろう、そして、神さまの御力のこんな驚くべき示顕のことを思うと、自分一個の生命などという取るにも足らぬことを考えるのはなんというばかげたことだろう、と考えはじめました。
— A DESCENT INTO THE MAELSTROM 『メールストロムの旋渦』 青空文庫
皆さん――この壁はがんじょうにこしらえてありますよ」そう言って、ただ気違いじみた空威張りから、手にした杖で、ちょうど愛妻の死骸が内側に立っている部分の煉瓦細工を、強くたたいた。
— THE BLACK CAT 『黒猫』 青空文庫
うわべは昔以上に生気溌剌たるものがあるようで、実は付け元気や空威張りになって来た。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
文字通りの身一つで、これから立つてゆかなければならないと云ふことは妻の前では雄々しいことではあつたが、四十近かい男にとつては、何とない風の吹くやうな空威張りのところが漂ひ、嘉吉にはその空虚さが何となくたまらなかつた。
— 林芙美子 『朝夕』 青空文庫
が、そんな困難に辟易するようでは、上は柿本人麻呂から下は武者小路実篤に至る語彙の豊富を誇っていたのもことごとく空威張りになってしまう。
— 芥川龍之介 『文章』 青空文庫
作例 · 標準
彼はいつも自信満々な態度をとるが、実際は空威張りに過ぎない。
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「ふん、私には通用しないぞ!」と、彼は空威張りをしてみせた。
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「そんなに大きな声を出して、空威張りしたって無駄だよ」と、友人は笑った。
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経験の浅い新人ほど、空威張りをしてしまう傾向があるのかもしれない。
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