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愛臣

あいしん
名詞
1
標準
文例 · 用例
先考の愛臣というところから自然主水へ眼をかけた。
国枝史郎 稚子法師 青空文庫
が、一言云って置く、不破小四郎は伴作殿の従兄で、関白殿下のご愛臣で美貌と権勢と財宝とを、三つながら遺憾なく備えて居られる。
国枝史郎 血ぬられた懐刀 青空文庫
千辛万苦を共にして来た、愛臣片岡八郎を討たれ、悲哀と憤怒とを一時に発せられ、「憎きは玉置、今は許されぬ、片岡八郎の葬合戦、逆撃てや!
国枝史郎 あさひの鎧 青空文庫
妾のお勝や、掛り人の針目正三郎では、どんなに石田清左衞門を邪魔にしたところで、東照宮御聲掛の石田|帶刀を祖先に持ち、先代の愛臣――用人とは言ひ乍らも、公儀に知られた名士石田清左衞門に、指一本かけることも出來なかつたのでした。
傀儡名臣 錢形平次捕物控 青空文庫
「御主人丹之丞樣に取つて、先代の愛臣、石田清左衞門樣は煙たくてたまりません。
傀儡名臣 錢形平次捕物控 青空文庫
先代の愛臣を何とかして取り除きたいが、公儀まで知られた方で、石田|帶刀樣の子孫を、腹を切らせるわけにも、追ひ出すわけにも參りません」「解つた、平次――、主從の縁もこれまで。
傀儡名臣 錢形平次捕物控 青空文庫
浮世絵師の国主大名、石川日向守も、世の流行に漏れず、三人の愛臣を持っておりました。
左京の恋 奇談クラブ〔戦後版〕 青空文庫
其処へメキメキと頭をもたげたのは、愛臣|三文字紋弥でした。
暴君の死 奇談クラブ〔戦後版〕 青空文庫