海岸部
かいがんぶ
名詞
標準
文例 · 用例
海岸部分は軒先まで浸水した。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
競馬場には幾万の農民が山間部といわず、海岸部といわず方々から集まっていた。
— ――馬になった話―― 『実践について』 青空文庫
今も現に海岸部落には、海岸に産小屋というのを建ててそこで産をする習慣の地方が、越前・駿河・遠江あたりに残っております。
— 喜田貞吉 『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』 青空文庫
羽後由利郡の本荘西方から、雄物川平原の浅舞横手へ越える峠は、海岸部の方が表口、肥後山鹿の奥岳間村から筑後の矢部へ越える冬野の山道は、複雑していたが肥後の方が表だったと記憶する。
— 柳田国男 『峠に関する二、三の考察』 青空文庫
山口県の北の海岸部には、蛇籠の祈祷といって、蛇を竹籠のなかに入れて、水の底にしずめるという方法もあった。
— 柳田国男 『母の手毬歌』 青空文庫
出羽の庄内、ことに西田川郡の海岸部においては、佐藤と五十嵐という家が南北から入り交って、ここで双方の境界をなしている。
— 柳田國男 『名字の話』 青空文庫