婀娜者
あだもの
名詞
標準
coquettish woman
文例 · 用例
『春告鳥』の中で「入り来る婀娜者」は「褄をとつて白き足を見せ」ている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
」 と納戸へ入って、戸棚から持出した風呂敷包が、その錦絵で、国貞の画が二百余枚、虫干の時、雛祭、秋の長夜のおりおりごとに、馴染の姉様三千で、下谷の伊達者、深川の婀娜者が沢山いる。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
通りすがりの婀娜者は歩みを停めて、「ちょいと小僧さん、石動までいくら?
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
折から磧の小屋より顕われたる婀娜者あり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
もう黄昏時でよくわからないけれども、その女はこの辺にはあまり見かけない、洗い髪の兵庫結びかなにかに結った年増の婀娜者のように見える。
— お銀様の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
」「ああだもの、」 と衝と身を退いて、叱るがごとく、「なぜそうだろう。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
気が着いて、悪いことをしたと思って、急いで来て見るとああだもの。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
きのどくながら、やっぱりかんざしは女の持ち物とするなら、ほれた男の江戸屋の紋をかんざしにまで刻んでいるあだものは、まず十中八、九、二三春にちげえあるめえとホシをつけたって、しかたのねえことじゃねえかよ。
— 幽霊水 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
毎日、婀娜者について考えています。
我が社の婀娜者戦略は重要です。
婀娜者の原理は複雑である。
婀娜者という言葉が頭から離れない。