我こそは
われこそは
表現
標準
I
文例 · 用例
ヒラ/\と動く彼方の信號「我こそは音に名高き印度洋の大海賊船なり、汝の新造軍艦を奪はんとて此處に待つこと久矣、速に白旗を立てゝ其軍艦を引渡さば可、若し躊躇するに於ては、我に七|隻の堅艦あり、一撃の下に汝の艦を粉韲すべきぞ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
六人箱を枕の夢に、そも我こそは桓武天皇の後胤に鎮守府将軍|良将が子、相馬の小次郎|将門なれ、承平天慶のむかしの恨み、利根の川水日夜に流れて滔千古|経れども未だ一念の痕を洗はねば、の心をいだいたものであらうか。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
我こそは、信州上田の鬼小姓、笛も吹けば、法螺も吹く、吹けば飛ぶよな横紙を破った数は白妙の、衣を墨に染めかえて、入道姿はかくれもなき、三好清海入道なり」 と、名乗った。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
途端に笛の音がやんで、隣から聴え来たのは、「我こそは信州真田の鬼小姓、笛も吹けば法螺も吹く、吹けば飛ぶよな横紙を、破った数は白妙の、衣を墨に染めかえた、入道姿はかくれもなき、天下の横紙破り三好清海入道だ」「なアんだ、三好か」 佐助はふき出してしまった。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
籠もよみ籠もち、ふぐしもよみふぐしもち、此岡に菜摘ます子、家聞かな名のらさね、空見つやまとの國は、おしなべて吾こそ居れ、しきなべて吾こそをれ、我こそはせとはのらめ、家をも名をも 右は雄略天皇御製なり。
— 正岡子規 『萬葉集を讀む』 青空文庫
説経師に対して「堂の後の方に、論義を出す音あり」智光「何許の寺なれば、我に対ひて論義をせむずるならむと疑ひ思ひて、見返りたるに、論義をなす様、真福田が修行に出でし日、葛袴我こそは縫ひしか。
— 後期王朝文学史 『女房文学から隠者文学へ』 青空文庫
そこで宇治川の先陣の一席を、「やあやあ我こそは……」と声高らかにやって馬を走らせ、刀をひらめかせて、鮮洌な印象の中にそれが展開されて、彼等の口がポカンとほほえみと共に開けられて来なければ、こちらから投げ込むものは腹の底までは届かない。
— 中井正一 『聴衆0の講演会』 青空文庫
競輪という近代機械が、国定忠次ばりの繩張りの周囲を走り回わるように、近代知識人がその派閥性で、「やあやあ我こそは……」と声高らかにお互いに仁王立ちに立上っていないとはいえないのである。
— 中井正一 『聴衆0の講演会』 青空文庫
作例 · 標準
「我こそは真の王である!」と彼は宣言した。
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「我こそがこのプロジェクトの責任者だ」と、彼は名乗り出た。
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困難な状況で、「我こそは」と率先して行動する人が必要だ。
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