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口過ぎ

くちすぎ
名詞動詞-サ変
1
標準
making a living
文例 · 用例
○「自分ながら利口過ぎるのが鼻につくから、少し馬鹿になる稽古をしようと思うんだけど。
岡本かの子 現代若き女性気質集 青空文庫
私は其時独身ではあったし、夫れに私の商売なるものが――商売というのも烏滸がましいが、売文に依って口過ぎを為し――それも通俗物の小説などで――生活を営んで居ったので、何処へ住もうと随意であった。
国枝史郎 温室の恋 青空文庫
自分一人の口過ぎさえしていれば、エーゴル・マクシモヴィッチにとって自分はどこに暮していようとかまわない存在なのか。
宮本百合子 青空文庫
名は小夜と申しまして、私の口から申し上げますのも、異なものでございますが、至って素直な、はにかみ易い――その代りまた無口過ぎて、どこか影の薄いような、寂しい生れつきでございました。
芥川龍之介 疑惑 青空文庫
それを又利用して、口過ぎのたつきとした。
折口信夫 国文学の発生(第二稿) 青空文庫
寺の奴隷から出たものは、三井寺の説経師・叡山の導師の唱導を口まねをした、本縁・利生・応報の実例を、章句としては律要素の少い、口頭の節まはしに重きを置くやうな説経を語つて、口過ぎのたつきとしたらしい。
折口信夫 国文学の発生(第二稿) 青空文庫
わりも与へられないのだから、村方へ卵を買ひ出しに行つたりして、商買に似た事もやつたりして、口過ぎした者もあつた。
熊本利平氏に寄す 雪の島 青空文庫
併しかうした風習の民間に流布したのは、陰陽師の配下の唱門師等の口過ぎに利用した結果が多いのである。
常世の国 古代生活の研究 青空文庫
作例 · 標準
田舎で細々と農業を営みながら、なんとか家族全員の口過ぎをしている。
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「これっぽっちの給料じゃ、日々の口過ぎもままならないよ」と彼はこぼした。
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都会の喧騒の中で、必死に日銭を稼いで口過ぎの手段を探し求めている。
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