全権公使
ぜんけんこうし
名詞
標準
minister plenipotentiary
文例 · 用例
「この鼻様がいるのを知らぬか」 とか、「この鼻を見忘れたか」 なぞいう古い科白もある位で、大抵の場合自分というものを示す全権公使には鼻が指定されるようであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
伍廷芳2・6(夕) 支那の伍廷芳が全権公使として米国に駐つてゐた頃、ある日|市俄古に招待せられた事があつた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
サア・オルコツクは、徳川幕府の末年に日本に駐剳した、イギリスの特命全権公使である。
— 芥川龍之介 『日本の女』 青空文庫
東禅寺に浪士の襲撃を受けた英吉利の特命全権公使サア・ルサアフォオド・オルコックは我我日本人の音楽にも騒音を感ずる許りだった。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
一、五月一日、かくて井上外務大臣は、各国全権公使を招いて、愈々正式に条約改正会議を開いた。
— 木下尚江 『自由の使徒・島田三郎』 青空文庫
東禅寺に浪士の襲撃を受けた英吉利の特命全権公使サア・ルサアフォオド・オルコツクは我我日本人の音楽にも騒音を感ずる許りだつた。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
英国特派全権公使兼総領事パアクス、仏国全権公使ロセス、伊国特派全権公使トゥール、普国代理公使ブランド、オランダ公務代理総領事ブロック、それに米国弁理公使ファルケンボルグの人たちだ。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
此に於て乎彼は啻に一般政界の信用を失ひたるのみならず、自由党も亦漸く彼れを敬して遠け、其全権公使に任ぜられて米国に派遣せらるゝや、識者之れを評して自由党の内乱予防策なりといへり※何となれば自由党の内乱は、実に彼れが放胆不諱なる挙動に激成せらるる虞ありたればなり。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
作例 · 標準
明治時代の外交史において、海外に派遣された全権公使たちは重要な役割を果たした。
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彼は長年の外交経験が認められ、某国の特命全権公使に任命された。
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全権公使は、大使に準ずる地位として、派遣先の国で外交交渉にあたる。
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