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奥の間

おくのま
名詞
1
標準
inner room
文例 · 用例
取散らした包紙の黴臭いのは奥の間の縁へほうり出して一ぺん掃除をする。
寺田寅彦 青空文庫
奥の間から祭壇を持って来て床の中央へ三壇にすえ、神棚から御厨子を下ろし塵を清めて一番高い処へ安置し、御扉をあけて前へ神鏡を立てる。
寺田寅彦 青空文庫
風呂から出て奥の間へ行くと一同の着替えがそろえてある。
寺田寅彦 青空文庫
奥の間でお通夜してくれる人たちの話し声が細々と漏れる。
伊藤左千夫 奈々子 青空文庫
それがまた煤やら垢やらで何の木か見別けがつかぬ位、奥の間の最も煙に遠いとこでも、天井板がまるで油炭で塗った様に、板の木目も判らぬほど黒い。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
七五郎が、 「あれ、石松、眼どうしたんだい」 「なに、なんでもねえんだよ」 石松、奥の間を見て、 「お父っつあん居ねえのか」 「清水へ行ったわ」 「清水へ?
山中貞雄 森の石松 青空文庫
○=奥の間の 源兵衛と主膳。
山中貞雄 なりひら小僧 青空文庫
持っていた幣束で彼の面を一つ打ったままで、無言で奥の間へはいってしまわれたが、それを知った拙者はすぐにその場へ踏み込んで、久次郎の不埒をきびしく叱って、今後決して、参ることは相成らぬと襟髪をつかんで表へ突き出してしまった。
女行者 半七捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
例句
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