中垣
なかがき
名詞
標準
middle fence
文例 · 用例
狭き庭の中垣ともいわず手水鉢ともいわず朝顔を這いつかせたり。
— 伊藤左千夫 『草花日記』 青空文庫
ちょうど、その身体が、舞台と私との中垣になったもんだからね。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
昭和九年四月砧村の雲と鐵塔の下にて白秋識口繪 中垣(世田ヶ谷時代) 山本鼎裝幀 北原白秋天王寺墓畔吟大正十五年の、谷中天王寺墓畔に於ける生活に由る。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
中垣こそあれ、ひとつ家のやうなればのぞみて預れるなり。
— 紀貫之 『土佐日記』 青空文庫
継母は近く東京にあれど、中垣の隔て昔のままに、ともすれば聞きづらきことも耳に入る。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
幼ニシテ学ヲ好ミ業ヲ謙斎中垣先生ニ受ク。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
大和の十津川などでは宅地には一々名前があって、杉の本・竹の内・東|垣内・中垣内というように、所在または特徴をもってその地名としているのである。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
ちっとやそっとの下剤ぐらいでは、おなかがきれいになり切れないかもしれないから。
— 一九四一年(昭和十六年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
庭の中垣を、もっと低くして開放感を出したい。
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隣家との間に中垣を設けて、プライバシーを確保した。
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彼は古くなった中垣を、新しいものに作り替える作業を始めた。
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