狭む
せばむ
Nidan verb (lower class) with 'mu' ending (archaic)
標準
to narrow
文例 · 用例
たとえば男女いずれとも別らぬ者を見れば、何気なき体で遊戯に誘い入れ、普通本邦婦人が洗濯する体に蹲まらしめ、急に球を抛げると両手で受け留むる刹那、股を開けば女子、股を狭むれば男子とは恐れ入ったろう。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
両側とも菜飯田楽の行燈を出した二階|立の料理屋と、往来を狭むるほどに立連った葭簀張の掛茶屋、またはさまざまなる大道店の日傘の間をば士農工商思い思いの扮装形容をした人々が後から後からと引きも切らずに歩いて行く。
— 永井荷風 『散柳窓夕栄』 青空文庫
椅子に凭りながら、片手を延ばせばむつちりと茂つた楓の枝のさきに屆く。
— 夏を愛する言葉 『樹木とその葉』 青空文庫
花びらに深く虫沈め冬のばら みさ子蔓おこせばむかごこぼれゐし湿り土 久女 (3) 動物写生 動物写生にも近代元禄天明の差異を見る。
— 杉田久女 『大正女流俳句の近代的特色』 青空文庫
あばれだせばむやみに狂暴になる泰文が相手では、どのみち女だけの腕で仕終わせるのぞみはなかったからでもある。
— 久生十蘭 『無月物語』 青空文庫
暴れだせばむやみに狂暴になる泰文が相手では、どのみち女だけの腕で仕終わせるのぞみはないから、公子は善世を手なずけてみようと思いついた。
— 久生十蘭 『無月物語』 青空文庫
これを押せばむこうのお居間の鈴が鳴るということが、お角にはなんだか魔術のように思われます。
— 安房の国の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
行く手を阻むように、両側の絶壁が川の流れを狭む。
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「狭む」という語は、現代ではあまり使われない古風な表現だ。
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冬の寒さが、人々の肩を自然と狭むように丸めさせる。
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