覧候
らんこう
名詞
標準
文例 · 用例
さらば某も慮外ながら一しつぺい仕らむ、うけて御覧候へ。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
其辺の事既に御考証御論評相成居候哉不存候へ共、左に概略致記載入御覧候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
盛政は荒々しい声で、拝郷等は何故に敵を防がぬかと叱ったので、五左衛門尉|嘲笑って、御覧候え、我々が身辺、半町ほどは敵一人も近付け申さず。
— 菊池寛 『賤ヶ岳合戦』 青空文庫
「お銀どの、なんと見事な雪ではないか、この松の雪を御覧候え、これは馬場の松といって自慢の松の樹じゃ」 主膳も座に着きました。
— お銀様の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
そしてその遊覧候補地として選ばれたのが、箕面と宝塚の二つであった。
— 小林一三 『宝塚生い立ちの記』 青空文庫
さて本朝本間|久と申す人別紙原稿をよこし『ホトトギス』か『中央公論』へ周旋してくれぬかとの依頼故、まず以て原稿を供貴覧候。
— 高浜虚子 『漱石氏と私』 青空文庫
中に大兄に関する事も有之候故入御覧候。
— 高浜虚子 『漱石氏と私』 青空文庫
かかる人の書いたものを『ホトトギス』へでも載せてやったら嬉しがるだろうと思いかたがた入御覧候。
— 高浜虚子 『漱石氏と私』 青空文庫