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観入

かんにゅう
名詞動詞-サ変
1
標準
insight
文例 · 用例
こういうふうな立場から見れば「花鳥諷詠」とか「実相観入」とか「写生」とか「真実」とかいうようないろいろなモットーも皆一つのことのいろいろな面を言い現わす言葉のように思われて来るのである。
寺田寅彦 俳句の精神 青空文庫
「風雅の誠をせめよ」というは、私を去った止水明鏡の心をもって物の実相本情に観入し、松のことは松に、竹のことは竹に聞いて、いわゆる格物致知の認識の大道から自然に誠意正心の門に入ることをすすめたものとも見られるのである。
寺田寅彦 俳諧の本質的概論 青空文庫
だが、写生の語義を伝神とか実相観入とかに転用するのはちょっと変だね。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
実相観入にまで及ぼすくらいなら、もっと外の適当な言葉を持って来るのが正しいだろう。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
で、実相の観入といったところで、単なる平面描写の写生とは少くとも格段があるのだからね。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
「実相観入」ということは、芸術のほうではよくいいます。
倉田百三 生活と一枚の宗教 青空文庫
人麿ぐらいな力量を有つ者になれば、その発達史も複雑で、支那文学も仏教も融けきっているとも解釈出来るが、この歌の出来た時の人麿の態度は、自然への観入・随順であっただけである。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
其処をはっきりさせないと、結論に錯誤を来すので、「もののふの八十うぢ河の網代木にいさよふ波の行方知らずも」(巻三・二六四)でもそうであるが、この歌も、単に仏教とか支那文学とかの影響を受け、それ等の文句を取って其儘詠んだというのでなく、巻向川(痛足川)の、白く激つ水泡に観入して出来た表現なのである。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
作例 · 標準
禅の修行は、自己の深層への観入を促す。
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彼の哲学は、人間の本質に対する深い観入に基づいている。
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その芸術家は、自然の摂理を観入し、作品に昇華させた。
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