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肥前

ひぜん
名詞
1
標準
Hizen (former province located in present-day Saga and Nagasaki prefectures, excluding Tsushima and Oki Islands)
文例 · 用例
肥前長崎から、東の方へゆく街道の上だつた。
新美南吉 良寛物語 手毬と鉢の子 青空文庫
尋で使を肥前名護屋に遣はし、秀吉の陣を犒ひ、三年正月には従四位下右京大夫となり、慶長五年関ヶ原の役には、兵を出して徳川家康の軍に従ひ、西上して大垣に戦ひ、上野国大館二千石を加増す。
太宰治 津軽 青空文庫
肥前名護屋に在って太閤に侍して居た頃、太閤が朝鮮陣の思うようにならぬを悦ばずして、我みずから中軍を率い、前田利家を右軍、蒲生氏郷を左軍にして渡海しようと云った時、氏郷が大に悦んで、人生は草葉の露、願わくは思うさま働きて、と云ったことは名高い談である。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
或時氏郷邸で雁の汁の会食があって、前田肥前守、細川越中守、上田主水、戸田武蔵守など参会したことがあった。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
其時氏郷は、あれあれ、あの親父、と云って肥前守利長を指さした。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
東 亭主の好きな赤烏帽子西 寺から里へ 松浦肥前守、赤き烏帽子を戴きしといふ奇解の塩尻に出でしより、人皆之に従ひて怪まず、多くの画にも、人の赤き烏帽子冠れるさまを描きたれど、土地によりては、赤烏帽子と云はずして、「亭主の好きな赤鰯」といふもあるなり。
幸田露伴 東西伊呂波短歌評釈 青空文庫
寛政四年一月には、肥前温泉岳の普智山の噴火があった。
田中貢太郎 日本天変地異記 青空文庫
――ここ肥前長崎港のただなかは長雨ぞらの幽闇に海づら鈍み、悶々と檣けぶるたたずまひ、鎖のむせび、帆のうなり、伝馬のさけび、あるはまた阿蘭船なる黒奴が気も狂ほしき諸ごゑに、硝子切る音、うち湿り――嗚呼午後七時――ひとしきり、落居ぬ騒擾。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
作例 · 標準
幕末の肥前藩は、最新の軍事技術を取り入れることで急速に力をつけ、雄藩の一角となった。
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肥前産の磁器は「有田焼」として世界中に輸出され、高い評価を得ている。
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歴史好きの友人と共に、かつての肥前国の面影を残す城下町を散策した。
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