手ずから
てずから
副詞
標準
in person
文例 · 用例
猫は早速追い出します」 しかし今まで可愛がって育てていたものを、自分が手ずから捨てにゆくには忍びないから、御迷惑でも御近所の人たちにお願い申して、どこかへ捨てて来て貰いたいと彼女は嘆いた。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
或時長頭丸即ち貞徳が公を訪うた時、公は閑栖の韵事であるが、和らかな日のさす庭に出て、唐松の実生を釣瓶に手ずから植えていた。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
重たそうに両手で引っ抱えて来て石のように固くなっている私の膝の上にソッと置いて、手ずから表紙を繰りひろげて見せた。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
「これは……お手ずから恐れ入りまする」 赤猪口兵衛は腰に挿した渋団扇を一枚取ってサラサラと筆を揮って差出した。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
ただ、死にます晩の、その提灯の火を、お手ずから点けて遣わされただけでござります。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
さて旅客は、手ずから包を旧のようにして、静に提げてお鶴の傍へ。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
「太夫様お手ずから。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
…… 既に、何人であるかを知られて、土に手をついて太夫様と言われたのでは、そのいわゆる禁厭の断り悪さは、金銭の無心をされたのと同じ事――但し手から手へ渡すも恐れる……落して釵を貸そうとすると、「ああ、いや、太夫様、お手ずから。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
作例 · 標準
社長が手ずから顧客の元を訪れ、製品の説明を行った。
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彼女は手ずから育てた野菜を使って、美味しい料理を振る舞ってくれた。
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このメダルは、国王が手ずから授与したものだという。
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