院家
いんげ
名詞
標準
文例 · 用例
さらに入院家畜の病室でもあろう、犬の箱ねこの箱などが三つ四つ、すみにかさねあげてある。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
仁和寺、大覚寺をはじめ、諸|門跡、比丘尼御所、院家、院室等の名称は廃され、諸家の執奏、御撫物、祈祷巻数ならびに諸献上物もことごとく廃されて、自今僧尼となるものは地方官庁の免許を受けなければならないこととなった。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
攝關影は今手許に證據になるものなきが、大臣影は自分もその傳寫本を所藏す、花山院家忠以後八十人の大臣の肖像を集む。
— 内藤湖南 『日本の肖像畫と鎌倉時代』 青空文庫
両方可属静謐之由、重々被加炳誡之上、彼河上横行之住所者、為東南院家御領之間、縦雖及合戦闘乱、不可構城※、可引‐退家内之由、依被仰下、横行等任御下知旨、令退‐出住宅之処、北山非人等不拘寺門之制法、匪啻招‐致故戦之咎、乱‐入横行退散之次、数宇之住宅悉焼‐払之条、狼藉之至、先代未聞之珍事也。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
……自分事は、花山院家の雑色なれど、鎌倉へのお使いをすまし、都へ急ぎ帰る途中の者でおざる」「やあ、お見それした、おゆるしあれ。
— 婆娑羅帖 『私本太平記』 青空文庫