庭土
にわど
名詞
標準
garden soil
文例 · 用例
庭土を積みこんだ小さな一本マストの帆船が河の流れに碇泊していたが、その船室が唯一の役に立つ避難所であった。
— THE PREMATURE BURIAL 『早すぎる埋葬』 青空文庫
彼れの汗で濡れた広い額は丁度雨上りの庭土のように、暗い光りで輝き、濃い眉毛に密接した奥深い眼は、物体の形よりも、寧ろ唯だその影だけを見つめているように、懶う気であった。
— 松永延造 『ラ氏の笛』 青空文庫
扉にもガラスがはめてあつて、今暮れかゝらうとする庭土を低く這つて、冷たい靄が流れてゐるのが見えるのである。
— 島木健作 『癩』 青空文庫
扉にもガラスがはめてあって、今暮れかかろうとする庭土を低く這って、冷たい靄が流れているのが見えるのである。
— 島木健作 『癩』 青空文庫
復た捨吉は庭土を踏んで井戸の方から水の入った手桶を提げて来た。
— 島崎藤村 『桜の実の熟する時』 青空文庫
この従妹は田舎の家で土いじりの好きな父親の対手をしていたものだから、いろいろのことに自然通じていて、そうやって鉢へ入れる土も、縁の下のでなければだめ庭土はすっかり凍っているからと、私に教えるのであった。
— ――なすよしもなき馬鈴薯と綿―― 『昔を今に』 青空文庫
そっくり花弁の形をそなえたまま庭土の上に落ちたのもあった。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
しばらく岸本は縁側に腰掛け、自分の側に節子をも腰掛けさせて、正午近い春の日が庭土の上にあたっているのを眺めながら二人ある静かさを楽しもうとした。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
作例 · 標準
この庭土は水はけが良くて、植物がよく育つ。
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新しい花壇を作るために、庭土を入れ替えた。
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庭土を耕して、野菜の種をまいた。
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