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鬼子母神

きしもじん異読 きしぼじん
名詞
1
標準
Hariti (goddess of childbirth and children)
文例 · 用例
「だが、まあいいや、久し振りでこっちへ登って来たから、鬼子母神様へ御参詣をして、茗荷屋で昼飯でも食おうじゃねえか」 二人は田圃路を行きぬけて、鬼子母神前の長い往来へ出ると、ここらの気分を象徴するような大きい欅の木肌が、あかるい春の日に光っていた。
帯取りの池 半七捕物帳 青空文庫
合羽坂にいるときから鬼子母神様が信仰で、月に二、三度はかならず参詣に来る。
帯取りの池 半七捕物帳 青空文庫
「妹はどうしたね」「あの、きょうも御参詣にまいりました」「鬼子母神様かえ」と、半七はお登久の持って来た桜湯をのみながら苦笑いをした。
帯取りの池 半七捕物帳 青空文庫
だが、鬼子母神様を拝むより俺を拝んだ方がいいかも知れねえ。
帯取りの池 半七捕物帳 青空文庫
たとえば君が住まわれた渋谷の道玄坂の近傍、目黒の行人坂、また君と僕と散歩したことの多い早稲田の鬼子母神あたりの町、新宿、白金…… また武蔵野の味を知るにはその野から富士山、秩父山脈|国府台等を眺めた考えのみでなく、またその中央に包まれている首府東京をふり顧った考えで眺めねばならぬ。
国木田独歩 武蔵野 青空文庫
……いや思出せば、なおその昔、伜が腹に居ります頃、女房と二人で、鬼子母神様へ参詣をするのに、ここを通ると、供えものの、石榴を、私が包から転がして、女房が拾いまして、こぼれた実を懐紙につつみながら、身体の弱い女でな、ここへ休んだ事もあります。
――(前題――楊弓) ピストルの使い方 青空文庫
うかと聲を掛けて、棟あちこち、伽藍の中に、鬼子母神の御寺はと聞けば、えゝ、紅い石榴の御堂でせうと、瞼に色を染めながら。
泉鏡太郎 婦人十一題 青空文庫
みどり児を、片袖で胸に抱いて、御顔を少し仰向けに、吉祥果の枝を肩に振掛け、裳をひらりと、片足を軽く挙げて、――いいぐさは拙いが、舞などしたまう状に、たとえば踊りながらでんでん太鼓で、児をおあやしのような、鬼子母神の像があった。
泉鏡花 七宝の柱 青空文庫
作例 · 標準
安産のお守りを買いに、妊婦の友人と連れ立って鬼子母神の参道をゆっくりと歩いた。
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鬼子母神の『鬼』の字には、角がないんだよ」と、散歩中の老人が教えてくれた。
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縁日の屋台が並ぶ鬼子母神の境内は、子供たちの歓声でいつも以上に賑やかだ。
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ウィキペディア

鬼子母神(きしもじん/きしぼじん)、サンスクリット語: हारीती、Hārītī、 ハーリーティー)は、仏教を守護する天部の一尊。梵名ハーリーティーを音写した訶梨帝母(かりていも)とも言う。

出典: 鬼子母神 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0