木鼠
きねずみ
名詞
標準
squirrel
文例 · 用例
訓導宮沢賢治早くもひとり雪をけりはるかの吹雪をはせ行くは木鼠捕りの悦治なり三人ひとしくはせたちて多吉ぞわらひ軋るとき寅は溜りに倒れゐし赤き毛布にくるまりて風くるごとに足小刻むは十にたらざる児らなれや吹雪きたればあとなる児急ぎて前にすがりつゝ一列遠くうすれ行く
— 宮沢賢治 『訓導』 青空文庫
木鼠が鑛物的な音を立てゝ大きな樹幹を縱横に駈け※つてゐる。
— 有島武郎 『春』 青空文庫
あの峠には、木鼠胴六といって、名高い石川五右衛門の一の子分が山賊となって、山塞にとじこもり、旅人を見れば、剥ぎ取って、殺してしまいます」「何ッ!
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
いざ尋常に……」と、例によって、奇妙な名乗りをあげながら、木鼠胴六の山塞へ、樊※の如き恰好で乱入して行った。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
汗と脂がアバタの穴についたその寝顔は、いかにも醜悪であったから、木鼠胴六は、「何てきたねえアバタ面だ」 と、ペッペッと唾を吐き散らし、わざとらしく嘔吐を催した振りをしながら、佐助の懐中をさぐったが、鐚一文も出て来なかったので、呆れかえってしまった。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
何刻かの後、楓は木鼠胴六の前で知っているだけの舞いを、全部舞っていた。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
その頃、彼は初めて白洲に引きすえられていた盗賊の木鼠長吉を見たのである。
— 菊池寛 『奉行と人相学』 青空文庫
彼は、仲間で木鼠ともむささびとも仇名をとっていた。
— 菊池寛 『奉行と人相学』 青空文庫
作例 · 標準
公園の木に木鼠がちょこまかと登っていくのが見えて、思わず足を止めた。
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冬眠前の木鼠が、せっせと木の実を地面に埋めている姿は微笑ましい。
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「あ、見て!木鼠がしっぽをフワフワさせてる!」と子供が指差してはしゃいでいる。
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森の奥深く、木の洞からひょっこり顔を出した木鼠がいた。
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