疾悪
しつお
名詞
標準
文例 · 用例
十年の役は聊か其目的を達したりと雖、なほ各種の異分子の相疾悪するもの政府部内に蟠拠するあれば、表面は堅固なる組織の如くなれど、其実極めて不安心なる国躰なりと云はざるを得ず。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
此|嫉悪は果して何れの処より来るか。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
とにかく未知数の人間だけれども、どのみち、まだまだ叩き上げなければものにならないという嫉悪と軽侮とそれから、幾分か敬畏の念も入っているのであります。
— 駒井能登守の巻 『大菩薩峠』 青空文庫