不良老年
ふりょうろうねん
名詞
標準
old sinner
文例 · 用例
――そんな馬鹿な恋愛があるかい学生同志ぢやあるまいし、三十をすぎた、不良老年の癖に。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
不良老年の辣腕 かように東京の風紀頽廃の原因を煎じ詰めると、「不良老年が悪い」 という事になる。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
不良老年とは所謂成功者、又は伝統的の有力者で、つまり上流社会に於ける相当の年輩の人々である。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
名高いカフェーゴロ、顔の古い艶種記者、不良老年、壮士の頭目、主義者のチャキチャキなぞが、午後の或る時間になるとズラリと顔を揃える。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
東京は、地方に芽ざした聖い仕事の種子を積上げて、腐らして、あらゆる不良政治家、不良事業家、不良学者、不良老年、不良少年少女の根を肥やすための大堆肥場である。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
この船会社の重役は船客たちの中で一番年長者であり、自分で自ら、「私は不良老年で、」と人人に高言するほど濶達自由で豊かな知識を持った紳士であった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
大方私を不良老年と見て取って帰ってしまったのかも知れぬ。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
そのおかげであべこべに女から不良老年と見られて逃げられてしまったが、その時に私は、変な日だなと思った。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
作例 · 標準
彼は孫におもちゃを買い与えながら「ジジイは不良老年だからな」と豪快に笑った。
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あの作家は、エッセイで自身を「不良老年」と称し、自由気ままな晩年を綴っている。
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毎晩のように飲み歩いている会長を、皆は親しみを込めて「うちの不良老年」と呼んでいる。
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