貝輪
かいわ
名詞
標準
seashell bracelet
文例 · 用例
石劒片、石槍、貝輪、輕石製浮標等出づ) これは大變と、總掛りで地ならしをして、今度は又思ひ思ひに陣を取り、西から東に向つて坑道を進め掛けた。
— 權現臺の懷古 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫
これはたいてい赤貝の類の貝殼を刳り拔き、その周圍ばかりを殘して前腕にはめ込むでのでありまして、石器時代の墓場から出る人骨に、この貝輪がそのまゝ腕骨にはまつてゐるのをたび/\發見されました。
— 濱田青陵 『博物館』 青空文庫
中には一方の腕に七つ八つも貝輪をはめてゐるのもありました。
— 濱田青陵 『博物館』 青空文庫
この貝輪を腕にはめる風俗は、今日でも南洋あたりの野蠻人の間に多く見受けられますが、たゞその貝輪はその刳り孔がわりあひに小さいので、掌を通して前腕にはめることは餘程困難であつたことゝ思はれます。
— 濱田青陵 『博物館』 青空文庫
今日私共が、その貝輪をとつて前腕にはめようとすると容易にはまりませんが、これは今日でも南洋あたりにあるように、うまく氣合でもつて手にはめ込む專門家があつたかと思はれます。
— 濱田青陵 『博物館』 青空文庫
「おい、娘、何とかいわんかい」 と催促されてもうそ寒そうに袖の中に手を入れ合して立っているだけだった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
」 タクシーが日比谷かいわいまでやってくるとスマ子女史はハンド・バッグから口紅をとりだしてお化粧をはじめた。
— 吉行エイスケ 『職業婦人気質』 青空文庫
また別なとき同じ食堂でこのかいわいの銀行員らしい中年紳士が二人かなり高声に私にでも聞き取れるような高調子で話しているのを聞くともなく聞いていると、当時の内閣諸大臣の骨相を品評しているらしい。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
作例 · 標準
南の島で買った貝輪を腕に着けると、夏の思い出が蘇る。
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博物館で見た古代の貝輪は、当時の人々の装飾品だったのだろう。
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祭りの衣装に合うように、自分で貝殻を繋げて貝輪を作った。
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ウィキペディア
貝輪(かいわ)とは、貝殻で作られた腕輪のことで、特に古代日本で使われたものを指す。貝釧(かいくしろ)ともいう。
出典: 貝輪 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0