女手
おんなで
名詞
標準
female help
文例 · 用例
母親が死ぬと、他に女手のないところから、お君は早くから一人まえの女なみに家の中の用事をさせられたが、写本を注文先に届けるのにもしば/\使われた。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
西洋の公園に、春日の下に男女手を組んで幾十組も小半日を堆座している。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
兄の道太郎と共に早く両親を喪った彼女は、卒業後も、しばらく家で唯一の女手として兄の面倒を見ていた。
— 岡本かの子 『明暗』 青空文庫
町の人は町角で――政枝は床に起き直って家の女手に向って頼みに来る千人針を二針三針縫った。
— 岡本かの子 『勝ずば』 青空文庫
頼りにする鶴富組の主人は△△沖の方へ出張していたし、おまけに、次郎をひいたトラックの運転手は、よりによって夫の死後女手ひとつで子供を養っているという四十女で、そうと聴けば見舞金も受けとれなかった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
女手がなくなって、お君は早くから一人前の大人並みに家の切りまわしをした。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
次郎をひいたトラックの運転手はよりによって夫の死後女手ひとつで子供を養っている四十女で、そうときけば見舞金も受け取れず、「貴女が悪いのんとちがいま。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
南でバーをやってた女が焼けだされて、上本町でしもた家を借りて、妹と二人女手だけで内緒の料理屋をやってるんですよ」「しもた屋で……?
— 織田作之助 『世相』 青空文庫
標準
woman's handwriting
標準
hiragana