幻辞.com

応八

おうはち
名詞
1
標準
文例 · 用例
けれどもそれまでの好みを考えると、そうもできなかったらしく、明応八年四月、元盛の十三回忌に、盛豊が形のごとく僧斎を儲けた時に、実隆は家計不如意のため、志があっても力が及ばぬ、十分な補助ができぬのは遺憾だと歎いている。
原勝郎 東山時代における一縉紳の生活 青空文庫
「私もそう思って、一応八五郎を押えました。
火の呪い 銭形平次捕物控 青空文庫
応八年にはまた上杉氏に招かれて越後に行き滞留二年、文亀二年に門弟|宗長を伴って関東へ出、川越に行き、箱根|湯本に到って旅に死んだ。
風巻景次郎 中世の文学伝統 青空文庫
応八年の『仮寝能寸佐美』にも、問云、如何やうの歌を本として学ぶべきぞや。
風巻景次郎 中世の文学伝統 青空文庫
二人の曲者を縛って、一応八丁堀へ引返し、改めて笹野新三郎が出役、十数艘の小舟で怪しの船を囲み、命がけの働きで、乗組の船頭八人を生捕ったのは、もう真夜中過ぎ。
和蘭カルタ 銭形平次捕物控 青空文庫
×      ×      × 幾松は引戻されましたが、それは主人矢之助を殺し、内儀お舟を刺した曲者でないことは直ぐわかり、平次のこの處置は一應八五郎までも變に思はせましたが、翌る日、幇間の幸三郎の水死體が、兩國の下に浮いて、何も彼も分明しました。
猫の首環 錢形平次捕物控 青空文庫
「そんな事はありませんよ、八さんはあれで、根が確かりして居ますから――」 お靜は一應八五郎のために辯解してやりましたが、十日も御無沙汰をするのは、從來の八五郎には無いことです。
敵持ち 錢形平次捕物控 青空文庫
まさか鎌鼬でも」「馬鹿なことを云へ、鎌鼬が刀を置いて行くものか」 一應八五郎は笑ひましたが、平次もこの下手人は見當がつかないのか、散々調べた後、默つて引揚げる外は無かつたのです。
五月人形 錢形平次捕物控 青空文庫