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風気

ふうき
名詞
1
標準
文例 · 用例
これは南から来る暖かい風がこの境界線から地面を離れて中層へあがりその下へ北から来る寒風がもぐり込んでいるのだという事は、当時各地で飛揚した測風気球の観測からも確かめられている。
寺田寅彦 凍雨と雨氷 青空文庫
……六畳は立籠めてあるし、南風気で、その上暖か過ぎたでしょう。
泉鏡花 古狢 青空文庫
秀郷の後の千晴は、安和年中、橘繁延僧|連茂と廃立を謀るに坐して隠岐に流されたし、秀郷自身も前に何かの罪を犯してゐるし、時代の風気をも考へ合せて見ると、或は盛衰記の記事、竹堂の論の方が当つて居るかと思へる。
幸田露伴 平将門 青空文庫
次の日は中宮が御病気におなりになったというので、皆御所へまいったのであるが、少しの御風気で御心配申し上げることもないとわかった左大臣は、昼のうちに退出した。
宿り木 源氏物語 青空文庫
四 夕飯が終えるとお祖母さんは風気だとかで寝てしもた。
伊藤左千夫 隣の嫁 青空文庫
風気の気味が厶りますので、つい鼻が、鼻がつまったので厶ります……」「嘘をつけい!
佐々木味津三 十万石の怪談 青空文庫
それから、本来が四辺の風気を換えるのを目的とする移動だから、贅沢の方面へは重きを置かない決心であつた。
夏目漱石 それから 青空文庫
それから、本来が四辺の風気を換えるのを目的とする移動だから、贅沢の方面へは重きを置かない決心であった。
夏目漱石 それから 青空文庫