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受け身

うけみ
名詞
1
標準
文例 · 用例
」僕のほうが受け身になった。
太宰治 パンドラの匣 青空文庫
此の如何にも物馴れた常識的な客間の状勢は日本の客を受け身にさせ、暫らくガルスワーシーの日本の風物に対する質問等に景子達はただ柔順に受け答えしなければならなかった。
岡本かの子 ガルスワーシーの家 青空文庫
だがいったん記録されたものはそれ以降は姿を変えることがなく、思いを受け取る側は、ただ受け身で表現の前に立ちつくすしかないという点では、新しいメディアも古いメディアと変わるところはなかった。
富田倫生 パソコン創世記 青空文庫
今まで事務長の前で、珍しく受け身になっていた葉子は、この言葉を聞くと、強い衝動を受けたようになってわれに返った。
有島武郎 或る女 青空文庫
葉子は今さら人が違ったように心が弱って、受け身にばかりならずにはいられなくなった自分が悲しかった。
有島武郎 或る女 青空文庫
腮が突張っているのは受け身に強い表現で、働きかけの烈しい鼻っ張りとは場面が違います。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
しかしその中にも働きかける側の表現の上手なこと――わけても鼻の先の気分の扱い方の巧なために、受け身側に徹底的の感動を与えるためであることも無論であります。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
いかに言っても、彼は受け身に慣れて来た町人で、街道を吹き回す冷たい風から立ちすくんでしまう。
第二部上 夜明け前 青空文庫