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米銭

べいせん
名詞
1
標準
rice and money
文例 · 用例
乞食に米銭を擲つ仁者、悩める親に滋味を供せず。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
奇絶なる鼻の持主は、乞丐の徒には相違なきも、強ち人の憐愍を乞わず、かつて米銭の恵与を強いしことなし。
泉鏡花 妖僧記 青空文庫
人もしその倨傲なるを憎みて、些の米銭を与えざらむか、乞食僧は敢て意となさず、決してまた餓えむともせず。
泉鏡花 妖僧記 青空文庫
『其面影』や『平凡』は苦辛したといっても二葉亭としては米銭の方便であって真剣でなかった。
内田魯庵 二葉亭追録 青空文庫
また世に貧民救助とて、人物の良否を問わず、その貧乏の原因を尋ねず、ただ貧乏の有様を見て米銭を与うることあり。
福沢諭吉 学問のすすめ 青空文庫
したが、「でうす」無量無辺の御愛憐は、その都度「ろおれんぞ」が一命を救はせ給うたのみか、施物の米銭のない折々には、山の木の実、海の魚介など、その日の糧を恵ませ給ふのが常であつた。
芥川龍之介 奉教人の死 青空文庫
凶年なぞには別して多く米銭を集めて寺を富まそうとする。
第一部上 夜明け前 青空文庫
摂津の西の宮は人形遣いの起った有名な場所でありますが、これは付近の産所という部落の賤民が、西の宮の夷様の像を舞わして諸国を遍歴し、米銭を貰って生計としたのが本だと存じます。
喜田貞吉 特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ 青空文庫
作例 · 標準
昔の農民たちは、厳しい年貢として米銭を納めるために身を粉にして働いた。
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村の記録帳には、各戸から集められた米銭の額が細かく記されていた。
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飢饉の年には米銭の蓄えも底をつき、人々は草の根を食べて飢えをしのいだという。
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