新令
しんれい
名詞
標準
文例 · 用例
「しかしなんといっても中将の無経験がさせた失敗だ」 などとも父に言われている新令嬢は気の毒である。
— 常夏 『源氏物語』 青空文庫
つい忙しくて訪ねに来ることも十分できないが」 と大臣が言うと、例の調子で新令嬢は言う。
— 常夏 『源氏物語』 青空文庫
乳母の懐育ちのままで、何の教養も加えられてない新令嬢の真価は外観から誤られもするのである。
— 常夏 『源氏物語』 青空文庫
新令嬢はそれを見て、「うまいお歌だこと、まつとお言いになったのだから」 と言って、甘いにおいの薫香を熱心に着物へ焚き込んでいた。
— 常夏 『源氏物語』 青空文庫
時に竹内柳右衛門という郡奉行があって、大いにその撲滅に苦心し、種々工夫の末、新令を発して、全く賭博の禁を解き、ただ負けた者から訴え出た時には、相手方を呼出して対審の上、賭博をなした証迹明白な場合には、被告より原告に対して贏ち得た金銭を残らず返戻させるという掟にした。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
未ダ幾クナラズシテ官新令ヲ下シ、命ジテ之ヲ徹シ去ル。
— 永井荷風 『上野』 青空文庫
市川驛前露店の賑ひ、新令布告後も更に變るところなし。
— 永井荷風 『荷風戰後日歴 第一』 青空文庫
今伝はるは新令、是養老の令なり。
— 焼屍・洗骨・散骨の風俗 『火葬と大蔵』 青空文庫