過敏
かびん
形容動詞名詞頻度ランク #16368 · 青空 376 例
標準
nervousness
文例 · 用例
彼の神経は、近代文明の病癖を受けて針のやうに過敏であり、その感覚は驚くべく洗練された者であるにも関らず、彼の精神は全く子供のやうな単純さと、野蛮人のやうな生生した原始的の驚きに充たされて居る。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
そして脳が過敏になっているためか、不断はまるで忘れていたような事まで思い出して来る。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
人に依ると、あの花の馨は、糞ッ臭いから、いやだと言うようだが、幸いに私の嗅覚は、それほど過敏でない故か、ちっとも苦にならないどころか、臭いからして、私はこの花が好きだ、梅の匂いのように上品でないかも知れないが、土臭いのが堪まらなくいい。
— 小島烏水 『菜の花』 青空文庫
大抵神経過敏な緊張か、さもなくば過度の疲労から来る不感が人々の眼と眉の間や口の周囲に残忍に刻まれている。
— 寺田寅彦 『電車と風呂』 青空文庫
君の絵はある点で甚だ無頓着に自由に且つ呑気そうに見えると同時に、また非常に神経過敏にあるいは少しく病的と思われるほど気むずかしいところがある。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
こういう批評は恐ろしく無責任な冷酷なものとして神経過敏な出品者の不快な反感を買うかもしれない。
— 寺田寅彦 『帝展を見ざるの記』 青空文庫
彼の神經過敏なことと、その感受性の鋭敏なことは、彼の詩のリズムによく現はれてゐる。
— 萩原朔太郎 『室生犀星の印象』 青空文庫
兄の繊細な恐ろしい過敏な神経質なものの見かたは、いつもサイコロジカルに滲透してゐた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
作例 · 標準
彼は他人の顔色に過敏なところがあって、少しの沈黙も気にしてしまうようだ。
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アレルギー体質のせいで、洗剤の香料に対して肌が非常に過敏に反応する。
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テスト前になると神経が過敏になり、時計の秒針の音さえ耳障りに感じる。
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