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成実

じょうじつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
そこで、何様である、徳川殿の勧めに就こうかと思うが、といいながら老臣等を見渡すと、ムックリと頭を擡げたのが伊達藤五郎|成実だ。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
藤五郎成実は立派な奥州侍の典型だ。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
天正の十三年、即ち政宗の父輝宗が殺された其年の十一月、佐竹、岩城以下七将の三万余騎と伊達勢との観音堂の戦に、成実の軍は味方と切離されて、敵を前後に受けて恐ろしい苦戦に陥った。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
其時成実の隊の下郡山内記というものが、此処で打死しても仕方が無い、一旦は引退かれるが宜くはないか、と云った折に、ギリギリと歯を切って、ナンノ、藤五郎成実、魂魄ばかりに成り申したら帰りも致そう、生身で一歩でも後へさがろうか、と罵って悪戦苦闘の有る限りを尽した。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
政宗元服の式の時には此の藤五郎成実が太刀を奉じ、片倉小十郎景綱が小刀を奉じたのである。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
すると原田左馬介宗時という一老臣、これも伊達家の宗徒の士だが成実の言に反対した。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
藤五郎成実は留守の役、片倉小十郎、高野|壱岐、白石|駿河以下百騎余り、兵卒若干を従えて出た。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
そこで、いざ急ぎ打立てや者共と、同苗藤五郎成実、片倉小十郎景綱を先手にして、揉みに揉んで押寄せた。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫