ちり紙
ちりがみ異読 ちりし
名詞
標準
tissue paper
文例 · 用例
まえまえから、蝶子はチラシを綴じて家計簿を作り、ほうれん草三銭、風呂銭三銭、ちり紙四銭、などと毎日の入費を書き込んで世帯を切り詰め、柳吉の毎日の小遣い以外に無駄な費用は慎んで、ヤトナの儲けの半分ぐらいは貯金していたが、そのことがあってから、貯金に対する気の配り方も違って来た。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
その雑嚢のなかに詰めておいた品物の名をここに列挙すると 繃帯、脱脂綿、メンソレータム、ヒロポン、ズルファミン剤、オートミイルの缶入、炒米、万年筆、小刀、鉛筆、手帳、夏シャツ、手拭、縫糸、針、ちり紙、煙草、マッチ、郵便貯金通帳、ハガキ、印鑑 これだけが、うまく詰めこんであった。
— 原民喜 『原爆回想』 青空文庫
何しろちり紙から心配という次第ですから。
— ――瀧田菊江さんへの返事―― 『裏毛皮は無し』 青空文庫
灼熱した思いを注ぎ込んでいけばとてつもなく重くもなれば、栓が抜け落ちて注がれたものが失われれば、ちり紙のしわ一つほどの重みもなくなろう。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
まあ、帰りしなでもいいやな」「いいえ、父うさんは忘れっぽいから今すぐでなければ厭よ」 髪を直し了ったお初はちり紙で櫛を拭きながら爺さんをみてこう急きたてた。
— 矢田津世子 『神楽坂』 青空文庫
ちり紙を舌めてこすると、そこは赤くなつた。
— 尾形亀之助 『障子のある家』 青空文庫
茶色の小さい箱のなかに、四本入りのキャメルの煙草や、ちり紙、乾パン、粉末スープ、豚と馬鈴薯の罐詰なぞが、きちんとはいつてゐる。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
自分は畳んだ羽織やちり紙を枕がわりに頭の下へかい、踵の方に力をこめて、背筋をのばすように仰向きに寝ながら、それらの街の音をきき、ぼんやり電球を眺めている。
— 宮本百合子 『刻々』 青空文庫
作例 · 標準
風邪をひいたので、ちり紙をたくさん買った。
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昔は、ちり紙を携帯する習慣があった。
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ティッシュペーパーとは違い、ちり紙は水に溶けやすい。
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ウィキペディア
ちり紙・塵紙(ちりがみ、ちりし)は、和紙の一種。
出典: ちり紙 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0