切れ切れ
きれぎれ
形容動詞名詞
標準
pieces
文例 · 用例
このような切れ切れの絵と絵をつなぐ詞書きがなかったら、これがただ一人の自分の事だとは自分自身にさえ分らないかもしれない。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
冷たい風が、草を渡りはじめ、もう雲や霧が、切れ切れになって眼の前をぐんぐん通り過ぎて行きました。
— 宮沢賢治 『種山ヶ原』 青空文庫
熱心に、大急ぎで、切れ切れに話すうちに、何もかも不思議に向うに分ったのだ。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
小初の女学校時代からのたった一人の親友、女流文学者豊村女史にある時、小初は水中の世界の荒唐無稽な歓びを、切れ切れの体験的な言葉で語った。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
われわれ素人の楽器を弄するのは、云わば、楽譜の中から切れ切れの音を拾い出しては楽器にこすりつけ、たたきつけているようなもので、これは問題にならない。
— 寺田寅彦 『断片(2)』 青空文庫
」けれどもそれもまた風がみんな一語ずつ切れ切れに持って行ってしまいました。
— 宮沢賢治 『サガレンと八月』 青空文庫
それをあけて見ながら、何かしら単語のようなものを切れ切れに読んで聞かせた。
— 寺田寅彦 『異郷』 青空文庫
もう、おひるすぎになって旗雲がみんな切れ切れに東へ飛んで行きました。
— 宮沢賢治 『よく利く薬とえらい薬』 青空文庫
標準
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