幻辞.com

真菰

まこも異読 マコモ
名詞
1
標準
Manchurian wild rice (Zizania latifolia)
文例 · 用例
真菰の精霊棚、蓮花の形をした燈籠、蓮の葉やほおずきなどはもちろん、珍しくも蒲の穂や、紅の花殻などを売る露店が、この昭和八年の銀座のいつもの正常の露店の間に交じって言葉どおりに異彩を放っていた。
寺田寅彦 試験管 青空文庫
美しい女の褄は、真菰がくれの花菖蒲、で、すらりと筵の端に掛った……「ああ、お稲さん。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
赤い毛布を敷いた軽く扁たい小舟に世俗の客と乗合って真菰の岸を躑躅の花山に向うときには、葛岡もわたくしも幾分かこころの膨らみを取戻して参りました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
彼は北側をびっしり塞いである真菰の莚の間からそっと川上を覗いてみます。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
今も文吉は、また川下のタガメを警戒するように密閉した真菰の塀から覗き、川上の母子乞食の方を覗きしながら食事を終えました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
――風車めぐる草家は鯉のぼり吹きこそあがれ、ここかしこ、里の女は山梔の黄にもまみれて糯や蒸す、あやめ祭のいとなみに粽まく夜のをかしさか、頬にも浮べてわかうどは水に夕の真菰刈、いづれ鄙びの恋もこそ。
北原白秋 第二邪宗門 青空文庫
さうして歩むにつれて、その水面の随所に、菱の葉、蓮、真菰、河骨、或は赤褐黄緑その他様々の浮藻の強烈な更紗模様のなかに微かに淡紫のウオタアヒヤシンスの花を見出すであらう。
北原白秋 水郷柳河 青空文庫
長い霖雨の間に果実の樹は孕み女のやうに重くしなだれ、ものの卵はねばねばと瀦水のむじな藻にからみつき、蛇は木にのぼり、真菰は繁りに繁る。
北原白秋 水郷柳河 青空文庫
作例 · 標準
秋になると、川沿いの湿地帯に生い茂った真菰を収穫する風景が見られる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
真菰の茎の部分が肥大化したマコモダケを、素揚げにして塩で頂くのが絶品だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
古くから真菰は邪気を払う神聖な植物とされ、神社のしめ縄にも使われてきた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview