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足し前

たしまえ
名詞
1
標準
supplement
文例 · 用例
次ぎにまた一枚に付き五錢づつ貰つて帶を買ふその足し前にしようと云つてたルビ附けにも飽きが來たのである。
發展 泡鳴五部作 青空文庫
横綱や大関は別として、三役や前頭のいいところに坐るには、何も格別|画が上手でなくともいい、発行人に幾らか出版費の足し前を出すとか、それとも絵の二三|幅も寄附すればいいので、さうした訳合でかなりの地位に据わつてゐる雛つ児画家も少くはない。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
そのうちの二三枚を馬淵の内儀さんが分けてもらって小遣い銭の足し前にしていた。
矢田津世子 神楽坂 青空文庫
このすまなさを何かで償いたいとの心がけから内儀さんの賃仕事を手伝ったり、内職の袋貼りなどで得た稼ぎ高を自分の食い扶持の足し前にしてくれるように、と爺さんの手へそっくり渡しているのだった。
矢田津世子 神楽坂 青空文庫
暮しのほうの足し前は、尾久の家から届けるようにと親戚の者たちのまえで話は決まったが、実行したのは初めの半年ばかりの間のことで、だんだん不景気を口実に途絶えがちになり、そのうちいつか歇んでしまった。
矢田津世子 ※女抄録 青空文庫
勝手元の小物だの惣菜だのを買う時にはその縫い賃を足し前にしている。
矢田津世子 ※女抄録 青空文庫
共同菜園の勤労作業も、ただ、配給の足し前をなんていふけち臭いもんぢやないよ」十一 喋りまくつて、田丸は、やつと運ばれて来た茶を、ひと息に啜つた。
岸田國士 荒天吉日 青空文庫
いくら足し前をするんだろうなどと入らざる事を苦に病んでいると、やがて長蔵さんは平生の顔つきで帰って来た。
夏目漱石 坑夫 青空文庫
作例 · 標準
給料だけでは足りないので、貯金の足し前で生活をやりくりしている。
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料理のボリュームが足りない気がしたので、揚げ物を足し前にした。
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予算が不足した分は、予備費から足し前を出すことになった。
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