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来虚

らいきょ
名詞
1
標準
文例 · 用例
来虚弱な身体は忽ち劇しい神経衰弱に侵されてしまつた。
村山槐多 悪魔の舌 青空文庫
来虚弱の者は格別、壮健の者が幾回の拷問を凌いでくれば、いよいよ頑丈な体質になるものであると牢内ではいい伝えている。
岡本綺堂 拷問の話 青空文庫
というのは、元来虚栄心の強い方らしく、人に話を聞いてもらうのがひどく好きらしい様子です。
フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 罪と罰 青空文庫
といっても、それだけの鍛練が、一朝一夕で出来るわけではありません、本来虚弱な藤江老人が、どうしてそれだけの胆力を養い得たかということをお話ししましょう。
みちりやの巻 大菩薩峠 青空文庫
博司は生来虚弱のところへ、この秘密の暗さにたえがたく、その切なげな日常を見かねて、海外へ送り、彼の地で安穏に生涯を終らせることにはからいましたのです」「奥様、よくお話し下さいました」 新十郎は一礼して立上った。
その五 万引家族 明治開化 安吾捕物 青空文庫
グチエレスは性格の甚だ温和な人らしく論争などを好まぬタチで性来虚弱であったそうだが、入牢後は特に衰えていたらしい。
長崎チャンポン――九州の巻―― 安吾の新日本地理 青空文庫
朝鮮に行きたい希望でしたが、生来虚弱なので、お兄様からお許しが出ませんでした。
小金井喜美子 鴎外の思い出 青空文庫
而して従来虚説なりとして顧りみざりし露国南下の実情も、この漂民の談話によりて詳かにするを得。
徳富蘇峰 吉田松陰 青空文庫