物干し台
ものほしだい
名詞
標準
clothes-drying platform
文例 · 用例
ふと見ると向こうの屋根の物干し台に浴衣の類を持って干しに上がって来たらしい女中風の女が、じっと不思議そうにこっちを見つめているのに気がついた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
彼れは何を思ってか、二階の物干し台へそっと一人で昇って行こうとしていた。
— 松永延造 『ラ氏の笛』 青空文庫
私は遂に耐え切れないで、再び物干し台の上へ昇って行った。
— 松永延造 『ラ氏の笛』 青空文庫
私は以前に一度経験したと全然同じ情景を、月光の下に見出して少からず驚かされた――ラ氏が唯だ一人で、物干し台の鉄の梯子をよじ登ろうとしていたのである。
— 松永延造 『ラ氏の笛』 青空文庫
」と、勇ちゃんは高い物干し台の上に、こけももとうめばちそうの鉢を持ってきておいたのです。
— 小川未明 『銀のペンセル』 青空文庫
そしてあくる日、夜の明けるのを待って、物干し台に上がってみますと、なんとしても、だますことはできなく、うめばちそうの白い花は頭を垂れ、こけももの細かい美しい葉は幾分か黄ばんでいるのです。
— 小川未明 『銀のペンセル』 青空文庫
勇ちゃんは、それから毎晩のように物干し台に上がって、青い夜の空をながめながら、高い山や、少年のことを思い出していました。
— 小川未明 『銀のペンセル』 青空文庫
物干し台へ出て、お芳の手をしっかと持ったまま、屋根へ移ろうとすると、星祭りの笹へ、お芳の袂が触れて、そばの紅蝋燭が火のついたまま部屋の中へ転がり落ちた。
— 吉川英治 『銀河まつり』 青空文庫
作例 · 標準
屋上に物干し台が設置されている。
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物干し台の上から、街の景色が見渡せる。
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このマンションには、各部屋に専用の物干し台がある。
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