ギロ
ギロ異読 グィロ・グイロ
名詞
標準
güiro
文例 · 用例
(男の顔をギロツと※る。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
翔びゆく雲の落とす影のやうに、田の面を過ぎる、昔の巨人の姿――夏の日の午過ぎ時刻誰彼の午睡するとき、私は野原を走つて行つた……私は希望を唇に噛みつぶして私はギロギロする目で諦めてゐた……噫、生きてゐた、私は生きてゐた!
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
ギリシアのカレポス、オルギロス、アグリオスいずれにしてもkまたはgの次にlまたはrの音がつづいて来るのがおもしろい。
— 寺田寅彦 『言葉の不思議』 青空文庫
行年その時六十歳を、三つと刻んだはおかしいが、数え年のサバを算んで、私が代理に宿帳をつける時は、天地人とか何んとか言って、禅の問答をするように、指を三本、ひょいと出してギロリと睨む……五十七歳とかけと云うのさ。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
ついでに言おう、人間を挟みそうに、籠と竹箸を構えた薄気味の悪い、黙然の屑屋は、古女房が、そっち側の二人に、縁台を進めた時、ギロリと踏台の横穴を覗いたが、それ切りフイと居なくなった。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
で、ギロリ、其の横顏を睨め付けて、「然うか。
— 三島霜川 『青い顏』 青空文庫
草川巡査の小さな茶色の瞳は、モウ神経質にギロギロと輝き出していた。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
例えば或る社会的な詩人たちは酒場や、淫売窟や、銀行や、工場や、機械や、ギロチンや、軍隊や、暴動やから、彼等の詩的な興奮を経験して、そこに新しい詩材を求めている。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
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ギロ は、ヒョウタンの内側をくりぬき外側に刻みを入れて棒でこすったり叩いたりして演奏する打楽器。体鳴楽器に分類される。グイロ、グィロとも書かれる。おもにラテン音楽で使用される民族楽器である。同種の楽器にヘコヘコ がある。
出典: ギロ — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0