身固め
みがため異読 みかため
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
Onmyōdō spell for strengthening one's body
文例 · 用例
まあ、どうでしょう、あの男は、まるで*2リナルドー・リナルジンみたいに頭の天辺から足の爪先まで物々しく身固めをして押し入るなり、『さあ、死んだ農奴をすっかり俺に売れ』って言うんですとさ。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
文治は扨はと身固めをして、件の侍の近寄るを待って居ります後から、立花屋の忰が予ての約束に従い、渋団扇をもって合図を致しました。
— 三遊亭圓朝 『後の業平文治』 青空文庫
彼はすっかり隙間のないほど身固めし、腰にはピストルの革袋を、肩から斜めに、大きな鶴嘴を、そしてズックの雑袋の中には三本の酒壜を忍ばせて、上陸第一歩は自分だといわんばかりの顔つきをしていた。
— 海野十三 『月世界探険記』 青空文庫
小柄ながら肝のすわった男で、鉄兜から黒巻脚絆のきりりとしまった脚の先まで隙もない厳重な身固め、これまで何回となく血の中から負傷者を担ぎだした体験は、よく級友の輿望をあつめて、この小男が先頭きって飛びこむ煙の中へ、級友は一つの玉になって突っ込んだものだった。
— 永井隆 『長崎の鐘』 青空文庫
駈けつけた敵の助勢であろうか、それにしても、このものものしい火事場の身固めと、なんとなく迫ってくる威圧、倨傲の感とは、なんとしたことだ……。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
かなたパリスは棟高きその舘中に留らず、黄銅製のすぐれたる武裝に其身固めつゝ、その健脚に信をおき、城中過ぎて急ぎ行く。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
それも、それぞれ充分に身固めをして、しかも、いずれも白刃を抜いて手にかざしたり、取落したりしたまま、右のように散乱と斬り倒されている。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
」 きっと身固めをした春日新九郎、スススス……と闇を小走りに行ったなと思うと、秋山大助の襟がみをむずと掴んで、「待て!
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
作例 · 標準
修行僧たちは、険しい山に入る前に身固めの儀式を行い、山の神への敬意を表した。
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陰陽道の呪文を唱えながら、自身の霊的な守りを固めるための身固めを執り行う。
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「今日の戦いは厳しい。しっかり身固めをしてから出陣せよ」と隊長が声を張り上げた。
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