手捕り
てどり
名詞
標準
catch in one's hands
文例 · 用例
殊に岡っ引や手先は手捕りに馴れているので、相手もやや怯んだ。
— 青山の仇討 『半七捕物帳』 青空文庫
その三人は八百蔵、新蔵、勘五郎で、在来の立廻りの型を離れた一種の柔道のような手捕りの掴み合いを見せて、観客をはらはらさせた。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
この雪あがりに厄介だとは思ったが、多寡が遊び人ひとりを手捕りするのはさのみむずかしくもない。
— 春の雪解 『半七捕物帳』 青空文庫
二度までも念を押して、相手が黙っている以上、手捕りにするのほかはないので、松吉は探り寄って取り押さえようとすると、相手はいつの間にか摺り抜けてしまったらしく、そこらに人らしい物はいなかった。
— 菊人形の昔 『半七捕物帳』 青空文庫
土人は、海水の中に身を浸してそれを手捕りにした。
— 菊池寛 『俊寛』 青空文庫
村の川では若ものが八ツ目うなぎを手捕りにしてゐた。
— 島木健作 『忘れえぬ風景』 青空文庫
」 さつき兎を手捕りにした男の一人がかう言つて声を立てて笑つた。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
三年前の大夕立に雷獣様を手捕りにした、横山|宿の勘太とはおらが事だ。
— 芥川龍之介 『鼠小僧次郎吉』 青空文庫
作例 · 標準
忍び寄る猫が、素早い動きで飛んでいる蝶を手捕りにしようと前足を伸ばした。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼は落ちてきたボールをグラブを使わずに手捕りし、そのまま素早くファーストへ送球した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
網を忘れてしまったが、運良く浅瀬に取り残されていた魚を手捕りすることができた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview