宿六
やどろく
名詞
標準
husband
文例 · 用例
己れにした処がまあカチヤには何よりべらべらしたものを着せて、頬っぺたの肉が好い色になるものでも食わせて、通りすがりの奴等が何処の御新造だろう位の事を云って振り向く様にしてくれりゃ、宿六はちっとやそっとへし曲って居ても構わ無えと思う様になるんだ。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
「あれかい、あれは私の宿六――てッちゃあお前様に解るまい。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」と眼を※れば、お丹笑い出し、「実はね、宿六滅法不景気で、山の神や、小児連中、顎が干上るもんですから、多時お扶持を頂いて来いって、こんなに申しますので、お言語は渡に舟、願ったり叶ったりでございます。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
底抜けにひツ傾けた證據の千鳥あし、それをやつと踏みしめて家の閾を跨ぎながら「やい、宿六、飯をだしてくれ、飯を。
— 山村暮鳥 『ちるちる・みちる』 青空文庫
おめえの宿六はどうしたね。
— 岡本綺堂 『權三と助十』 青空文庫
同宿六人、同室は猿まはし、おもしろいね。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
同宿六人、みんなおへんろさんだ、その中の一人、先月まで事件師だつたといふ人はおもしろいおへんろさんだつた、ホラをふいてエラがる人だけれど憎めない人間だつた。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
同宿六人、みんなおもしろい、あゝおもしろのうきよかな、蛙がゲロ/\人間ウロ/\。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
作例 · 標準
「おい、宿六!早く夕食にするわよ!」と妻が呼んだ。
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彼女はいつも宿六のことを気にかけている、優しい妻だ。
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うちの宿六は、週末になるとずっとテレビを見ている。
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