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灰褐色

はいかっしょく
名詞名詞-の形容詞
1
標準
grey-brown
文例 · 用例
おどろな灰褐色の髪の下に真黒な小粒な顔がのぞいている。
寺田寅彦 雑記(1) 青空文庫
灰褐色の樹皮が鱗状に剥き出しかけている春楡の幹、水楢、桂の灰色の肌、鵜松明樺、一面に刺のある※木、栓木、白樺の雪白の肌、馬車は原生闊葉樹の間を午後の陽に輝きながら、ばらばらと散る紅や黄の落ち葉を浴びて、落ち葉の道の上をぼこぼこと転がっていった。
佐左木俊郎 恐怖城 青空文庫
サモエデスは馴鹿に注意深き余りその灰褐色の浅深を十一、二の別名で言い分け、アフリカのヘレロ人は盛んに牧牛に勤め牛の毛色を言い分くる語すこぶる多く、芝や空の色を一つの語で混じ言うを何とも思わぬが牛の褐色を種別して言い能わぬ者を大痴とす(ラッツェル『人類史』巻一)。
虎に関する史話と伝説民俗 十二支考 青空文庫
所所に楊柳の木立があり、遠近の村落が土と同じ灰褐色の壁を木立の間に点綴し、五月の明るい陽光の下に、今日は少し風があるので、柳絮が白く最も得意に飛んでゐる。
附 満蒙の歌 満蒙遊記 青空文庫
沙濱で無くて灰褐色の大きな石がごろごろしてゐるのを見ると、蓬髮敗衣の俊寛が串插の小魚を片手に提げて現れ相でした。
與謝野晶子 初島紀行 青空文庫
蓋は浅い鐘形で径五分ないし一寸ばかり、灰白色で裏面の褶襞は灰褐色である。
牧野富太郎 植物一日一題 青空文庫
彼女等は青銅のやうにつや/\して灰褐色であつた。
PECHEURS D'ISLANDE 氷島の漁夫 青空文庫
小さい見すぼらしい灰褐色のみで造られたような家――に、なお灰色の釣らんぷが卵黄のようにぼやけて灯れ、その影が歪んだ窓さきから白い砂の上に落ちていた。
室生犀星 みずうみ 青空文庫
作例 · 標準
秋の深まりとともに、森の景色は色鮮やかな赤から地味な灰褐色へと移り変わる。
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古びたレンガの壁は、長い年月の風雨にさらされて味わい深い灰褐色を呈していた。
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その小鳥は、灰褐色の羽毛が保護色となって外敵から身を守っている。
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