羸弱
るいじゃく
形容動詞名詞
標準
weakness
文例 · 用例
清逸のことだから元来|羸弱な健康を害ねても何んとかするであろうが、それまでの苦心を息子一人にさせておくのは親の本能が許さなかったろう。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
古仏と云はれた人の真似も長命も、無論自分の分でないかも知れないけれども、羸弱なら羸弱なりに、現にわが眼前に開展する月日に対して、あらゆる意味に於ての感謝の意を致して、自己の天分の有り丈を尽さうと思ふのである。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
生活に逐はれて坐業をのみ執り居る爲に、運動不足で、筋肉弛緩を致し、所謂羸弱になつて悄然としてゐる、同情すべきものもある。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
それが出來ぬまでも、少くとも租税を免じて、社會的負擔を輕くし、國家的社會的の重壓を、羸弱の身の上に加へないやうにするが、然るべき理である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
人と菽とを同一に論ずることは出來ぬが、三代以上純粹の倫敦人は漸く羸弱に傾くといふ説の生じたるが如き事實は、たゞに都會生活の不良なる事を語るのみでは無く、人が或る状態に繩縛釘着せらるゝことを幸とせずして、新に就き舊を去るを幸とする内的要求に左右さるゝところの有ることを語つて居るのでは有るまい歟。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
子供は癇持ちらしい鋭く羸弱な子でした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
もしあっても、恐らく永い間には愛の気魄に負かされて精神|羸弱者になってしまっただろうと。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
これに反して青木、羸弱といってもよい青木にとって、苦学などということは、思いも及ばぬことだった。
— 菊池寛 『青木の出京』 青空文庫
作例 · 標準
彼は生まれつき病弱で、羸弱な体質を改善するために幼い頃から武道を習っていた。
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長年の闘病生活で、かつては頑健だった彼の体もすっかり羸弱してしまった。
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この国は、度重なる内戦によって経済基盤が羸弱になり、国民は貧困に喘いでいる。
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