幻辞.com

名詞
1
標準
文例 · 用例
むかし、正しい武家の女性たちは、拷問の笞、火水の責にも、断じて口を開かない時、ただ、衣をう、肌着を剥ぐ、裸体にするというとともに、直ちに罪に落ちたというんだ。
泉鏡花 縷紅新草 青空文庫
其の上へ、私は内外の衣をられて、そして寢かされました。
泉鏡太郎 みつ柏 青空文庫
官吏が職をはれて、卻つて勢を發し、才を揮ふに至る者有るが如きもそれで有る。
幸田露伴 努力論 青空文庫
七 妨害運動 これより先、郷里の両親らは福田が渡韓の事を聞きて彼を郷里に呼び返すことのいよいよ難きを憂い、その極|高利貸をして、福田が家資分産の訴えを起さしめ、かくして彼の一身を縛り、また公権をさえ奪して彼をして官途に就く能わざらしめ、結局|落魄して郷里に帰るの外に途なからしめんと企てたり。
福田英子 妾の半生涯 青空文庫
足本國の外を踐まざる我徒に至りては、只だその瑰偉珍奇なるがために魂をはれぬれば、今|復たその髣髴をだに語ることを得ざるならん。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
商売している以上、体はどうも仕方がない、汚れた体にも純潔な精神的貞操が宿り、金の力でもそれをうことはできないのだと。
徳田秋声 縮図 青空文庫
頭脳が三方四方へられているようで、この一月ばかりの新吉の胸の悩ましさというものは、口にも辞にも出せぬほどであった。
徳田秋声 新世帯 青空文庫
」と、お庄は机の端に両肱をついて目を※っていたが、いきなり手を伸ばして巻紙を引っった。
徳田秋声 足迹 青空文庫