険隘
けんあい
名詞
標準
文例 · 用例
地形の険隘に気づいて、張※もここまで来ると、盲進するなく、一応軍勢をととのえていたが、魏延はその暇を与えず、絶えず戦いを挑んできては彼を辱めた。
— 五丈原の巻 『三国志』 青空文庫
けれど一方、陰平の険隘を突破した※艾の軍は、ときすでに蜀中を席巻し、直ちに成都へ突入していた。
— 篇外余録 『三国志』 青空文庫
五日夜、幸村と勝永天王寺より平野に来り基次に云う、「今夜鶏明道明寺に会し、黎明以前に国分の山を越え、前後隊を合し、東軍を嶮隘に邀え、三人討死するか両将軍の首をとるかを決せん」と。
— 菊池寛 『大阪夏之陣』 青空文庫
なぜならば、関ヶ原以北の嶮隘な地形は、埋伏して待つものにとっては甚だ都合がいい。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫
山坂の嶮隘にかかると、秀吉は馬を曳かせて、若者輩にも負けずに歩いた。
— 第九分冊 『新書太閤記』 青空文庫
そのうちに、ふと前方を仰ぐと、両側の絶壁は迫り合って、樹木の枝は相交叉し、天もかくれるばかり鬱蒼たる嶮隘な道へさしかかった。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫
しかもその二路とも嶮隘で奇計を伏せて打つには絶好なところですから、もしお許しを得るならばそれがしと全※とで協力して、曹休を擒人にしてお目にかけます。
— 五丈原の巻 『三国志』 青空文庫