ラ変
ラへん
名詞
標準
r-stem irregular conjugation (in classical Japanese)
文例 · 用例
この辺一帯の田の、水が枯れた時に、僕は隣村へ水をもらひに行つて、つひに大成功して、大トラ変じて水虎大明神といふ事になつたのです。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
松隈内閣だか隈板内閣だかの組閣に方って沼南が入閣するという風説が立った時、毎日新聞社にかつて在籍して猫の目のようにクルクル変る沼南の朝令暮改に散三ッ原苦しまされた或る男は曰く、「沼南の大臣になるなら俺が第一番に反対運動する、国家の政治が沼南のお天気模様で毎日グラグラ変られて堪るもんか、」と。
— 内田魯庵 『三十年前の島田沼南』 青空文庫
知人の処になど行って庭の飛び石を歩く時にはガラガラ変な音がするには甚だ困るなど随分この下駄では滑稽なはなしがある位、それほど外出歩きを好かれた方であったが、脚気に罹られてからは、それも出来ず、始終、臥床に就くではないが、無聊そうにぶらぶらしておられました。
— 東雲師逝去のこと 『幕末維新懐古談』 青空文庫
すると城之介が帰って来て、ヘラヘラ変てこに笑ったかと思うと鉄杖の中から巻軸を出し、うやうやしく献上する。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
……」「アラ変だわよ、お父さんの魂なんて……」「バ、バカぬかせ!
— 坂口安吾 『霓博士の廃頽』 青空文庫
………妻ノ外出時間ガ昨日アタリカラ変更サレルノデハナイカト、カネテ僕ハ豫期シテイタガ、果シテソノ通リデアッタ。
— 谷崎潤一郎 『鍵』 青空文庫
作例 · 標準
古文の授業で、動詞の活用形の一つとしてラ変を学んだ。
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「あり」「をり」「はべり」「いまそがり」は、代表的なラ変の動詞だ。
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ラ変の活用は、現代語の動詞の活用とは異なるので注意が必要だ。
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