黄金花
こがねばな異読 コガネバナ
名詞
標準
Baikal skullcap (Scutellaria baicalensis)
文例 · 用例
黄金花咲く陸奥の文化は有耶無耶の関を越えてわが出羽に来たのである。
— ──専攻科第一類歴史部── 『平泉紀行』 青空文庫
すめらぎのみ代栄えんと東なる みちのく山に黄金花咲く こう万葉詩人大伴家持は詠んでいる。
— ──専攻科第一類歴史部── 『平泉紀行』 青空文庫
大仏造像の功徳によって、仏神感応して始めて我が国に出現した陸奥小田郡の黄金は、その実或いは平地の川の砂中から発見したのであったかもしれぬが、それが歌人の口に上っては、「陸奥山に黄金花咲く」となる。
— 系図の仮托と民族の改良 『炭焼長者譚』 青空文庫
奥羽の藤太と豊後の小五郎とが、もと一つ筋の譚から分岐した兄弟であることは何人も疑わないところであろうが、それが黄金花咲く陸奥から起って、遠く九州くんだりまで飛んで行ったと解する必要はない。
— 系図の仮托と民族の改良 『炭焼長者譚』 青空文庫
其所謂郡家なるものが今の閉伊郡の何の邊であつたかは不明であるが、多分は海岸に近い所であつたらうと想像されるからして、若し彼の「黄金花さく陸奧」といふ其黄金が、果して今の遠田地方から出たものとするならば和銅の郡家も、之を閉伊沿岸でも氣仙界から餘り離れぬ邊に置くのが安全であるのである。
— 原勝郎 『日本史上の奧州』 青空文庫
これから奥にはまだ、黄金花咲くといわれるところに、伊達を誇る都もあるし、蝦夷松前といっても、名もなき漁船商船でさえが、常路の如く往来をしているこの際に、白雲ほどの豪傑が、ホッと息をついて、「遠くも来つるものかな」は女々しいではないか。
— 勿来の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
松島には狩野永徳が待っている――扶桑第一とうたわれた、その松島の風景的地位というものも見定めておきたいし、黄金花さくという陸奥の風物は一として、わが画嚢に従来なかった土産物を以て充たしめざるはないに相違ない――が、前途、路は遥かだ。
— 勿来の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
漢方薬の材料として使われる黄金花は、解熱や消炎の効能があるとされている。
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薬用植物園の隅に、青紫色の美しい花を咲かせた黄金花が植えられていた。
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その薬の成分表示を見ると、主要な生薬の一つとして黄金花の根が記載されていた。
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