万灯
まんどう
名詞
標準
Buddhist lantern festival
文例 · 用例
妾達の小屋はセエヌ左岸のアルマの橋を渡ったところに、日本画の万灯に飾られて、富士山や田園の書割にかこまれて、賑かにメリンスの友禅の魅力を場末の巴里人に挨拶していたのです。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
此時田町の方から小供の群が万灯をかついで、景気よく押寄せて来ましたが、手風琴の仲間を見るや『万歳!
— 國木田獨歩 『夜の赤坂』 青空文庫
万灯は動く、手風琴は出たらめに鳴りだす。
— 國木田獨歩 『夜の赤坂』 青空文庫
加えて波上の炎々たる水雷火、その魚鱗火、連弾光、鵜舟の篝、遊覧船の万灯、提灯、手投げの白金光、五彩の変々たる点々光、流出柳箭、けだし参と信との花火芸術の最高を極め精を尽くし神を凝らしたものであった。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
夜とともに眼ざめる万灯の巷。
— ノウトルダムの妖怪 『踊る地平線』 青空文庫
凡そ江戸ッ児として、大若小若の万灯、樽天王を見て気勢わぬものは一人もなく、ワッショイ!
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
向こうの藁葺屋根の暗い軒端に、祭礼と書いた赤い万灯が立て掛けてあって、それが雨に濡れて字が滲み、ぽたぽたと赤い雫を落としていた。
— 若杉鳥子 『雨の回想』 青空文庫
万灯の列の中を過ぎ行くように明るい。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
作例 · 標準
夏の夜、寺院で開催される万灯の祭りは幻想的だった。
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境内に吊るされた無数の万灯が、夏の夜空を明るく照らしていた。
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人々は万灯に願いを込めて、静かに手を合わせていた。
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