岩道
いわみち
名詞
標準
文例 · 用例
「せまい岩道の上までつきでるように、むかしのお城がそびえています。
— ――七つのお話からできている物語―― 『雪の女王』 青空文庫
折ふし薪を負ひて、さがしき岩道を降り来れる山乙女あり。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
「やあ、ポチ、元気がいいなあ、御主人に会えてうれしそうだね」 ダビットはそういいながら、玉太郎とポチのようすをカメラにおさめた 撮影用のレンズは玉太郎から移動して、例の怪巨船にうつり、さらに岩道をこちらにやってきたラツールと怪人にむけられた。
— 海野十三 『恐竜島』 青空文庫
一歩、一歩すべる岩道を湖の方にくだってゆく。
— 海野十三 『恐竜島』 青空文庫
そのゴロゴロした岩道の向うに、大きい帆船が、御殿のようにそそりたっていた。
— 海野十三 『恐竜島』 青空文庫
ラウダはすっかりなれた足取りで、岩道をのぼっていった。
— 海野十三 『恐竜島』 青空文庫
私は裾を高々と端折つて下駄を脱ぎ洋傘をも其處に置いて瀧壺の方へ岩道を攀ぢ始めた。
— 若山牧水 『熊野奈智山』 青空文庫
一方に見えるのは、大いなる牢獄としか思われない曲がりくねった岩道の延長があるのみで、他の一方は暗い赤い灯のあるところで限られた、そこには暗黒なトンネルのいっそう暗い入り口がある。
— 信号手 『世界怪談名作集』 青空文庫