新発
しんはつ
名詞
標準
文例 · 用例
ただし少数の特別の語の読み方として今までも痕跡を存している(「新発意」「闕腋」など)。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
有名の新発田の十万石、今は日本においてたぶん富の中心点であるだろうという所でございます。
— 内村鑑三 『後世への最大遺物』 青空文庫
新発明の耳喇叭 スウェーデン政府の電話局で近頃発明された耳喇叭は交換手の耳にさし込んで通話をするためのものであるが、これはまた耳の遠い人のためにも重宝なものであるそうな。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
このように、二千年前の骨董の塵の中にも現代最新の発明の種があるとすれば、同じ塵の中には未来の新発明の品玉がまだまだいくらも蔵されているかもしれない。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
しかるに今度新発明の種板はただの一枚で原色が写るのが面白い。
— 寺田寅彦 『天然色写真新法』 青空文庫
桔梗 ええ、釣れますとも、もっとも、新発明でございます。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫
これは新発明とか、創造とかには或いは適さぬ性質かも知れない。
— 岡本かの子 『異性に対する感覚を洗練せよ』 青空文庫
また、物理学の系統は実験上の新発見と新概念の構成とによって本質的の進歩を遂げるのであるが、その発見や構成の時間的関係は必ずしも必然的唯一のものが実際に存在したとは考えられない。
— 寺田寅彦 『物理学圏外の物理的現象』 青空文庫