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蛇王

じゃおう
名詞
1
標準
文例 · 用例
かねて信心する養安寺村の蛇王権現にお詣りをして、帰りに北の幸谷なるお千代の里へ廻り、晩くなれば里に一宿してくるというに、お千代の計らいがあるのである。
伊藤左千夫 春の潮 青空文庫
おとよさん省さん、さあさあ蛇王様へ詣ってきましょう」 三人はばたばた外へ出る。
伊藤左千夫 春の潮 青空文庫
エストニアの伝説に、樵夫二人林中で蛇をあまた殺し行くと、ついに蛇の大団堆に逢い、逃ぐるを金冠戴ける蛇王が追い去る。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
一人|振廻り斧でその頭を打つと、蛇王金塊となった。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
諸邦殊に熱地にはこんな事多かるべく、伏蔵ある所においてするもしばしばなるべければ、したがって蛇王宝玉を持つ説も生じただろう。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
サウシの『随得手録』二に、衆蛇に咬まれぬよう皮に身を裹み、蛇王に近づき撻ち殺してその玉を獲たインド人の譚あり。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
方士その思い止まるが宜しかろうと諫めたれど聞き入れぬから、そんならマルク尊者の縁日の夜が近付き居る、当夜蛇王が七年目ごとの例で、某処で蛇どもの集会を開くはず、その節蛇王の前に供うる天の山羊乳を盛った皿に麪麭一片を浸し、逃げ出す先に自分は口に入れ得たら、夜中の秘密を知り得ると教えた。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
これ蛇王の信号で、今まで多くの小山と現われて動かず伏しいた無数の蛇ども、皆その方へ進み行き、小山ついに団結して乾草|堆の大きさに積み累なった。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫