条々
じょうじょう
名詞
標準
文例 · 用例
蕪村の俳句の特色として、人々の一様に言うところは、およそ次のような条々である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
麓から上ろうとする坂の下の取着の処にも一本見事なのがあって、山中心得の条々を記した禁札と一所に、たしか「浅葱桜」という札が建っていた。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
三年目の年が明けて、梅もぽつ/\咲き初めた頃、添田家縁者一統の総代が、泰松寺へ出頭して、宗右衛門の家事不取締りから、使用人の怠慢、家業|破綻の条々を縷述し、その上、娘お小夜の急病を報じて宗右衛門の自宅へ復帰することを老師に願ひ出でた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
三日も飯を喰わさないで眼も眩んでいるものを、赤条々にして木の枝へ釣し上げてな、銃の台尻でもって撲るです。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
その昔|剣聖上泉伊勢守も武人心得おくべき条々に遺訓して仰せじゃ。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
右の条々に該当する者共、この建札目にかかり次第予が屋敷へ参らば、金子一両ずつ遣わすべし。
— 幽霊を買った退屈男 『旗本退屈男 第十話』 青空文庫
ならば、これなるお墨付の条々も、有難くおうけ致すでありましょうな」「はっ、致しますでござります」「それ承わらば結構じゃ。
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫
「、座員、堅く厳守すべき条々のこと。
— 曲芸三人娘 『右門捕物帖』 青空文庫